「これが地図だから、自由にまわって」。と渡された手書き地図。歩き始めるとどこからともなくアヒルたちがやってきて、あとをついてくる。森に同化するようにある養蜂箱。歩みを進めると養豚場がある »STORY
キャッツキルはかつて農業で栄えたエリア。高齢化などにより一度は廃れた農業を近年、若い農家たちが復活させようと奮闘している。「Star Route Farm」は、キャッツキルの若手農家を束ねる中心的存在 »STORY
キャッツキル山地の北側。曲がりくねった道をえんえん走ったところにあるブルームビル。過疎化が進み、人口は200人前後。お世辞にも活気があるとはいえない街に、はるばるマンハッタンから訪れる »STORY
アップステートの取材中、農家でもレストランでもよく耳にした「Swoon」という名のレストラン。誰もが「あそこがハドソンバレーに食という文化をもたらしたパイオニア」だと口をそろえる »STORY
すべての始まりは、自宅でつくった手製のビネガーだった。知るほどに奥深さを増す「発酵」の世界に魅せられた女性は、小さなガーデンから、次々と新しい食の世界を創造していく。美しき「魔女」の、森のアトリエを訪ねた »STORY
チボリはジャーマンタウンの少し南に位置する町。ランドマークはアート関係を志す学生が集うバード・カレッジとあって、清潔で知的な印象を受ける。 »STORY
2006年、ブルックリンにオープンした生花店「Saipua」。葉物や枝物を取り入れたリラックス感のあるアレンジメントは、ニューヨーカーの花に対する感じ方を劇的に変えた »STORY
月曜日の午後6時。週始めというのに、「Gaskins」のテーブルはテラス席まで満席だ。訪れているのはラフな服装をした地元の人々。ワイングラスを傾けながらにぎやかに食事を楽しんでいる »STORY
ハドソンのファーマーズマーケットで、ひときわ明るい雰囲気を放つブースを見つけた。店に立つのは全員20〜30代の女性たち。なんとも楽しそうに野菜の説明をしている »STORY
ハドソンバレーの農家について知りたいなら、「Black-Eyed Suzie's」に行けばいい。そういわれるほど、この店と地元農家とのつながりは深くて長い »STORY
今、ハドソンで最も予約の取りにくいレストランを挙げるとすれば、まちがいなく「Fish & Game」だろう。 オーナーのザック・ペラッチオさんは、マンハッタンでいくつものレストランを経営してきた »STORY
豊かな自然が残るキャッツキル自然保護区に「マンハッタンから車を飛ばしてでも行きたい!」と話題のダイナーがある。人気の秘密は地元農場直送の新鮮食材。新しい時代のダイナーは「安くて、おいしくて、健やか」なのだ »STORY
別名「ビッグ・アップル」と呼ばれるニューヨークシティ。その由来は、ニューヨーク州におけるリンゴ生産量の多さと無関係ではない。「Samascott Orchard」は、ハドソンバレー北部・キンダーフックにある老舗農園 »STORY
かつてハドソンバレーは畜産や酪農もさかんな地域だった。が、この30年で全米の畜産・酪農家は一気に大規模化。生産力の面で劣る家族経営の小さなファームは廃業を余儀なくされてしまったのだ »STORY
元来「アップステート」とはニューヨーク州の北部・中部・西部地域、つまりニューヨーク市とロングアイランドを除くすべての地域のことを指す、ごくゆるやかな呼び名だった。が、ここ数年、ニューヨーカーたちがしきりに口にする »STORY
近年、ニューヨークの都市部から若手農家が続々と移住しているというアップステート。マンハッタンから電車でも車でも2時間というアクセスの良さにも関わらず、豊かな自然が残るハドソンバレー周辺は »STORY
ニューヨークと聞くと、たいていの人はマンハッタンの高層ビル群やブルックリンのヒップスターをイメージするだろう。忙しい人々、タクシーのクラクション、スライスピザ、そして深夜のライブや混雑した地下鉄が頭に浮かぶかも »STORY
7月30日に発売される『PAPERSKY』51号の特集は、「ニューヨーク・アップステート FARM & TABLE」。地産地消の考え方をベースに、生産者とレストラン、消費者が食べ物でつながる「Farm to Table »STORY