メキシコ南部に位置するオアハカは、日本でいう奈良のような、国の文化の礎が築かれた土地。メスカル(アガベを原料とする酒)の産地であり、アレブリヘス »STORY
ハワイ島へリトリートの旅に出る前に、自分の体がエネルギーで満たされていることを想像してみて。そして十分満たされていると感じたら、それをどんなことに使いたい? 魂のため? »STORY
“フィーカ”とは、スウェーデンの言葉でコーヒーを飲む時間、つまりお茶の時間のこと。スウェーデンの人々は、朝でも、昼下がりでも、夕方でも、夜でも、いつでもフィーカをする。 »STORY
小豆島を訪れたのは、これまでに5回ほど。訪れるたびに新たな発見があり、そのたびにこの島に魅了されていく。だからこの島を“小さな豆の島”というには、僕には少し抵抗がある。この島には空港もなければ橋もない »STORY
京都はまちがいなく、日本で最も美しく、住みやすく、多くの人々が訪れる場所である。金閣寺、龍安寺、清水寺、二条城、そして市内の中心にある錦市場…。京都は歴史的な建造物が点在し、日本の伝統文化にふれられる場所 »STORY
ブラジルの人々は、ブラジルが潜在的に楽園になる可能性があると信じてきた。おそらくそれは、すばらしい景観や計り知れないほどの自然の力、そしてブラジル人がもつ楽観的なヴァイブレーションがあるからだろう »STORY
台湾の料理や食材の歴史を掘り下げると、この島を囲む海や山のように深い。台湾料理といえば、中国本土からの移民がもたらした食文化だけでなく、日本的な食べ物もあれば »STORY
フィンランド人の魂は古来からずっと、森とつながり合ってきた。森のなかにいることを好み、ひとりで森に入ることを恐れず、むしろ森が安心できる平和な場所であることを彼らは知っている »STORY
PAPERSKYでは、毎号、特集先を決めるにあたり、各地のストーリーだけでなく、未来を創造するためのヒントを与えてくれるような場所を取材している »STORY
今から遡ること10,000年前、日本列島には日本人のルーツ、縄文人が暮らしていた。そして信じられないことにその原始的な文化は、今の日本の暮らしや »STORY
コロラドは「未来の州」である。それは近未来的なビルやテクノロジーが発達した街という意味ではなく、豪華な高級リゾートでも、世界規模のイベントや »STORY
食べたり、料理したり、飲んだりすることが好きなら、サルデーニャというパラダイスがあなたを待っている。イタリアの島であり »STORY
いまより少し未来の「いま」へようこそ! アルゼンチンやブエノスアイレスのアートシーンに興味のある読者のみなさん、みなさんはいまよりも「いま」なライフスタイルを探っている方たちかもしれない。 »STORY
バルセロナは世界でもっとも多くの観光客が訪れる観光都市のひとつ。サグラダ・ファミリアに、とびきりおいしいパエリア。4人の伝説的な芸術家、ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリを生みだした街でもあり »STORY
前号を発行してから、“長い”時間が経ってしまった。なぜなら僕らは、ニュージーランドを“長い”時間をかけて歩くロングウォークの旅に出ていたから。今回、どうしてこういった特集を組んだかというと »STORY
"みなさま、こんにちは。PSA(Paper Sky Air)航空へようこそ。今あなたが手にしている雑誌『Paper Sky』は当社PSAの機内誌です。ニーハイメディア・ジャパンが出版する本誌『Paper Sky』のコンセプトは「地上で読む機内誌」。そう、当機ではあなたの想像力と意識を借りて、その居心地の良いリヴィングルームからあなたの望む気分な場所へと旅立たせます。 »STORY
世界でいちばん大事なものはなにか?と訊かれたら、僕はまず愛と応えるだろう。次に挙げるのはおいしい食事、音楽、温泉、そして、新しい刺激にふれること。しかしこの質問に対し、しばらく考える時間があれば、僕は間違いなく「水」と言うはずだ。 »STORY
インドと聞いて人々が思い浮かべるイメージはさまざまだが、「クリーン」という言葉が浮かぶ人はおそらくいないだろう。しかし南インドのケーララ州は、景観も人々の精神も、クリーンでグリーンで健康的な場所。今回、PAPERSKY では、ヨガ講師の更科有哉さんをナビゲーターに迎え、「神々の国」と呼ばれるケーララ州を旅して歩いた。 »STORY
都市部にある公園で園内に約130kmものトレイルのある街が、ほかにあるだろうか? たとえ雨が降っていようともランニングを楽しむ人々がいる州が、ほかにあるだろうか? ナイキの本社があり »STORY
50年後、世界のどの都市が「上質な街」と呼ばれるのだろうか。そう考えたときに僕の頭に浮かんだのが、ノルウェーの首都オスロだった。未来の都市のありかたを見たいと思ったら、オスロに行くことをおすすめする。今回の特集では、いま、そしてこれからより熱くなるであろうオスロから、未来への可能性を感じるためのインスピレーションをみなさんにお届けしたいと思う。 »STORY
いまから約400年前の江戸時代、多くの旅人が行き交う、世界でもっとも安全で、クリーンな街道があった。江戸幕府を築いた徳川家康によって »STORY
日本が震災に襲われたとき、僕はバスク地方のホテルの部屋にいた。そしてネットから流れてくる映像に唖然とした。その後も取材を続けたが、同行したスタッフの頭のなかには四六時中、「自分はどうすべきか」「どうしてこんな事態になったのか」といった疑問が渦巻いていた。しかしこのとき、僕はバスクという美しく誇り高き人々が暮らす土地にいたことで、日本の未来に向けた「希望」の手がかりを見つけられたような気がした。 »STORY
ニューヨークを訪れるのは、じつに7年ぶりだった。『TOKION』を編集していた90年代後半、僕はよくこの街を訪れた。友人や仕事仲間と過ごすのは楽しい時間だったが、客観的にこの街を眺めると、どこか冷たく、危険な雰囲気が漂い、そして誰もが、この街が世界の中心で、ここからすべてが生まれているような感覚で物事を見ている──そんな気がしてならなかった。 »STORY
ヨーロッパの小国でありながら、自国の特性を活かした国家を形成し、経済面でも文化面でも世界をリードするスイス。自転車愛好家も多く、賢く、美しく、気取らない、人間性の高い人々が暮らし、ローカリズムとグローバリズムが絶妙なバランスで保たれた理想的な国家だ。今回、PAPERSKYではそんなスイスの魅力を肌で感じる旅を計画した。移動手段を自転車と公共交通機関に限定し、2週間かけてスイスを一周する。 »STORY
本誌『PAPERSKY』をはじめ、『mammoth』やweb TV『plants+』など、ニーハイメディアのクリエイティヴのほとんどは、自然と関わりがあるものだ。バイリガルマガジン『TOKION』を制作していた創業時から、僕たちのものづくりはいつも自然からインスパイアされていた。自然は遊び場であり、学びの場でもある。『PAPERSKY』の取材では、旅先にどこを選んでも、かならず自然の恩恵を感じるし、壮大な自然が僕たちにたくさんのメッセージをくれる。 »STORY
新しく生まれ変わった『PAPERSKY』。リニューアル第1号となる本号では、堅苦しくなくさわやかで、ナチュラルで、啓発的で、ポジティブで、美しくて、オーガニックで、そしてハッピーな要素のつまった「FRESH」をキーワードに、いままで以上にパワフルな誌面づくりを目指した。まず僕たちは世界に対する見かたを変えるため、バックミンスター・フラー(1895~1983 アメリカの思想家、発明家、建築家)の思想を称え、誌面を通じて彼の思想を伝えたいと考えた。気づいた方もいるかもしれないけれど、表紙と目次に掲載した地図は、 »STORY
どんなところを旅しようと、僕が町で出会う人々の70%以上が、都会よりも田舎に住みたいと思っているというのは本当に興味深い。きっと僕たちの心のなかには、自然に還りたいという強い願望があるのだろう。そしてこの願望は、「ナチュラル・リズム」ともいうべき人間本来のメカニズムに由来するのだと思う。 »STORY
今号のPAPER SKYはとても特別だ。なぜなら、オーストラリア先住民、アボリジニの文化に関する特集記事は、日本ではなかなか見られないから。 »STORY
今号の特集では、写真家の石川直樹さんとニュージーランドへ飛び、トレッキングやハイキング、ウォーキングを楽しみながら、2週間ほどを過ごした。 »STORY
アイスランドに初めて訪れた僕は、空港から首都レイキャヴィクへと向かうバスの中で、すぐさまいくつかのことに気づいた。まず、その風景が地球上のどこにもないような風景であるということ。 »STORY
およそ100年にわたって、アフリカ人、ベルベル人、ユダヤ人、アラブ人、ヨーロッパ人が互いに調和しながら暮らしてきた国、モロッコ。 »STORY
僕はバルチモアに生まれた。当時20歳だった母は、誰もが認めるウッドストック・ヒッピー。僕が3歳のころに家族でカリフォルニアへ渡り、最終的にビートニクとヒッピーとサーファーのメッカ、西海岸に移り住んだ。 »STORY
タヒチの人々にとってティアレは、日本人にとってのお米のようなもの。つまり文化の象徴ともいうべき存在。タヒチの国花として美しい星形のティアレは、空港に降り立った観光客全員に手渡される。 »STORY
京都の秋はなんともいえず美しい。豪華なオレンジと黄と赤に彩られた木々のタペストリーと、歴史を感じさせる古い寺が隣り合わせになったこの町では、過去と未来という時が刻む鼓動を感じ取ることができる。 »STORY
やはりハワイは地球上でもっともすばらしい場所のひとつだ。気候、美しい景色、魅力的なアロハ・スピリット、そのすべてがハワイをこの世の楽園にしている。 »STORY
僕たちの乗る飛行機が、石垣空港の短い滑走路に例のごとく緊急ブレーキでの着陸を試みようと急降下する直前、乗客はみなことばもなく、ただじっとそこに座っていた。 »STORY
旅とは発見であり、そしてまた新しいことにチャレンジし、新しい環境に実を置くこと - PAPER SKY はそう考える。 »STORY
ロンドンといえば、僕たちのほとんどはセックス・ピストルズ、2階建てバス、古城、そしてはるか遠い遠い昔のことばのように聞こえる英語を話す人々を思い浮かべるだろう。 »STORY
なぜ秋葉原なのか? それは、この街が夢見る人たちの地であり、夢がはじまる場所だからである。約400年前、そこには眼をキラキラさせたサムライたちが、一人前の兵士となるべく懸命に訓練する姿があった。 »STORY
ギリシアについて、きみはなにを知ってる?--これは僕が旅に出る前、ありとあらゆる人たちに訊きまわった質問だ。答えはいつもたいがい、沈黙だった。ときにはこんなふうに答える人もいた、「猫」「廃墟」「村上春樹」…。 »STORY
島根、そこは歴史の深さと心の余裕を感じる場所だ。古代から続く長い時間の連なりの中で、"今"に生きる島根人たち、そのうらやましいほど贅沢な暮らしぶりは、数年前にたった一度だけそこを訪れたことのある僕の脳裏に焼きついていた。 »STORY
今号のPAPER SKYのために、僕たちはドライヴに出かけた。それは「地球の裏側の国、オーストラリアのオーシャン・ドライブだった、海を探し求め、その海がどのようにオーストラリアのライフスタイルを形成しているかを知りたかった。 »STORY
空にかかる二重の虹に驚いて、じっと見上げていた時、一人の小柄なお年寄りが「こんにちは」と言って握手を求めてきた。 »STORY
僕は成田でルフトハンザの飛行機に搭乗したのだが、そこで出迎えてくれた日本人のスチュワーデスは、チケットの半券を見せた僕に、「アリガトウ」と言葉をかけた。その後、飛行機を乗り換え、成田を発って約20時間後、僕はポルトガルで飛行機を降りた。 »STORY
今回の取材で、僕たちは初めて、ラレドという街にある米国テキサス州とメキシコの国境を垣間見た。国境沿いの全域で最も交通量の激しいポイントであるインターナショナル・ブリッジ・ワン(第一国際橋)では、リオ・グランデ川を挟む両方向に、対岸ヘ渡ろうとする何千人もの人々が列をなしていた。ショッピングや仕事に行く人もいれば、友達や家族を訪ねる人もいる。 »STORY
上海に着いたその日、ホテルで、会ったある中国人キュレイターの方に「百変上海(A Changing Shanghai)」という一冊の写真集を勧められた。その写真集は上海の色々な場所の過去と現在の姿を併置して、激動の上海の変化を写し出す、というようなコンセプトのものだった。左のぺージには荒れた道路と空き地、古い路地裏で暮らす人々や自転車の群れ、街の脇を通り抜けていく汽車の姿。そして、右ページには巨大なマンションと »STORY
トロン卜のケンジントン街の活気に満ちた通りを車で、走っていると、僕たちの目はベルヴュー・パークの片隅に立つひとつの彫像を捉えた。「実はあれ、僕の父さんなんだ」 同行していたガイドの青年がそう呟く。好奇心をそそられて、もっと近くに寄ってみる。 »STORY
「おい、あんたジローラモ知ってるか?」ナポリの東側、古い住宅街にひしめく建物の間を縫うように続く狭い小径に、住民たちの洗濯物がずらりと干されるという光景で知られる庶民的な下町地区「スパッカ・ナポリ」。僕たちが撮影していると、とある土産物屋の主人のオヤジが突然話しかけてきた。ジローラモ、とはもちろんテレビなどでお馴染みの »STORY
小笠原諸島を目指して、僕たちは東京からきっかり25時間の船旅に出た。一昔前の骨の折れる大航海時代のような何かが、この旅の底流に横たわっていた。水の中をゆっくりと進んでいく船の中で、タイムカプセルとなった僕たちのボートが、ネオンライトを背にしながら、少し前までいた所とは別のどこかヘ向かっているのを、僕は想像していた。 »STORY
学生の頃、クラスに必ず一人や二人は「フランス大好き少女」がいて(ファッション誌なんかの影響があったのかもしれない) 、僕らは彼女たちを「食べるのはフランスパン、遊ぶのはフランス人形、読んでいるのはフランス小咄(官能小説の意)だ」なんて少し意地悪にからかったりしたものだが、 »STORY
数ヶ月前のある晴れた日、僕はひとりNYのセントラル・パークの入口で、ホットドッグを買おうとしていた。プエルトリカンらしき男の店員が「お前中国人か? 」と聞いてきたので、いや、日本人だと答えると、ふーん、と言って「これ持っててくれる?」と、お店の小さな看板を僕に手渡した。 »STORY
このイシューは、東京に数年間住んでいたドイツ人、レ卜とミシェイラとの会話の中から生まれた。ある日、彼らは日本を出て、勝手知ったるドイツに帰国する事になったのだが、ただ単にそこに落ち着いてしまうのではなく、違う角度から自分たちの国を見直してみたいと考えていた。そこで、彼らは「Drifting」ーあてどなく道を行き、普段は見えない何かを発見するーそんな目的のドイツ旅行に出かける事にした。 »STORY
ミラクルスパイス号へようこそ。これから読者のみなさんをメキシコ、インド、タイ、そして日本を巡り、チリ・ペッパー(唐辛子)にまつわるあれこれを探す“チリ・ぺッパ一世界旅行”へと誘います。チリ・ペッパーの原産地、メキシコからはチョコレートとチリ・ペッパーで作られた、伝統あり歴史あり芸術ありの魅惑の味、「モレ」を御紹介(P48)。そしてインドの地では噴火直後の溶岩よりも熱いと評判の世界一辛いチリ・ぺッパー「ナガ・ジョロキア」を探しに出かける予定。 »STORY