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素焼きの器で食べるラッシー

, 2018/09/25

いまでもその美味しさが頭の片隅に残っていて、ときどき思い出すように「ああ、また食べたい…」とつぶやいてしまう。もう5年も過ぎてしまったが、インドの中北部ジャイプールを旅したときのこと。久しぶりのインドということもあり、案の定、旅の後半はお腹の調子を崩していた。そんななか、現地のガイドさんに「この近くに美味しいラッシー屋さんがあるから寄りましょう!」と誘われたのだが、「お腹を壊しているのにラッシーを飲んで大丈夫かな? インドの牛乳のヨーグルトだし…」と、正直なところかなり弱気になっていた。「さあ、着きました」とタクシーを降りたら、ある一角の店が地元の男女で大にぎわい!

そこは、「LASSIWALA (ラッシーワーラー)」というラッシー専門店。ジャイプールの旅を経験している人はけっこう知っているのではないだろうか。

そのにぎわいっぷりを見たとたん、私はお腹の不調をすっかり忘れ、順番を待つ列に並んでいた。ラッシーといえば通常、ヨーグルトを牛乳で溶いたような液状なのだが、ここのは、レモンのような柑橘と甘味の効いた、とても濃厚な固めのヨーグルト。地元民に人気なのが十分理解できる美味しいラッシーだった。しかも、素焼きの器に入れて売っている。「素焼きの器だなんて、なんて洒落ているのだろう」と感心しながら食べていたら、ガシャーン! ガシャーン!と何かが割れる音がする。横を見ると、食べ終わった人がゴミ箱や道端に器を投げ捨てていた。インドでは宗教上、人が口をつけたものに口をつけないという習慣があるからなのだろう。使い終わった器は集められて、また再び素焼きカップになるのだろう。今ではテイクアウトの店が世界中に溢れ返り、プラスチックゴミの量が問題となっている世の中、このラッシー屋の、おそらく昔ながらそうやって循環されている方法がとても新鮮に見えた。

今も変わらず、素焼きの器で食べられるのだろうか? 昔のままの、美味しいラッシーがつくられているのだろうか? ぜひとも再確認をしに、再びジャイプールへ訪れたいと想いを馳せる、今日この頃なのです。

>> PAPERSKY #57 MEXICO, OAXACA|Food & Craft Issue

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