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  • Yasuyuki Takagi

ボサノヴァ=新しい感覚|Editor’s Note #50

, 2016/05/02

ブラジルの人々は、ブラジルが潜在的に楽園になる可能性があると信じてきた。おそらくそれは、すばらしい景観や計り知れないほどの自然の力、そしてブラジル人がもつ楽観的なヴァイブレーションがあるからだろう。このポジョティブなエネルギーは、さまざまなブラジル音楽のなかに見られるが、なかでもそのエネルギーを最も感じられる音楽がボサノヴァだろう。

ボサノヴァは、甘いカイピリーニャ(ブラジルの伝統的なカクテル)のようで、聴く者の内側をじんわりと温め、心地よく舞い上がらせてしまう音楽だ。聴いているうちに、友情やぬくもり、安らぎ、平和といった感覚が、体内に吹き込まれていく。ボサノヴァとは、まさに「Jeitinho Brasileiro=なんとかなる」というブラジルの精神でもあり、そこには楽観的で気楽なムードだけでなく、時代を超えて積み重ねられてきた愛も詰まっている。

今回のPAPERSKYは、地球の裏側に位置するリオデジャネイロを旅し、ボサノヴァのレジェンドを訪ねた。ジョアン・ドナート、ホベルト・メネスカル、ジョイス・モレーノ、ジャキス&パウラ・モレレンバウム、セルソ・フォンセカ、ダニエル・ジョビン、そしてボッサパワーをモダンな音楽のなかで表現する若い世代の音楽家からも話を聞いた。

リオで生まれる音楽には、世界で最も美しいとされるこの風景と温かい心をもったリオの人々が鏡のように映し出されている。本号を読めば、この街を訪れる理由が、3ヶ月後のオリンピックだけでないことに気づくはず。

それにリオの街を楽しむだけでなく、周辺のたくさんの魅力的な場所にも足を伸ばしてほしい。ブラジルのコーヒーの歴史や文化に触れられるコーヒーバレーや、数々のボサノヴァの名曲が生まれたペトロポリスのストーリーも紹介している。

では、Boa Viagem!=よい旅を!

 
Bossa Nova (‘the new trend’)

Brazilians have always believed that Brazil potentially can become paradise. Perhaps it’s the stunning scenery, the sheer power of nature or the overtly optimistic vibration of the Brazilians themselves. This ‘positive’ energy is found in the sounds of many types of Brazilian music and comes to a full climax in Bossa Nova.

Bossa Nova like a sweet Caipirinha has the ability to elevate you to a state of feeling all fuzzy and warm inside. The music imbues a feeling of friendship, warmth, contentment and peace with your immediate surroundings. Bossa Nova seems to epitomize the Brazilian concept of Jeitinho Brasileiro (the ‘Brazilian way’), with it’s optimistic and carefree mood Bossa Nova is a timeless musical genre layered in love.

In this issue of Papersky we travel to the other side of the world, Rio de Janeiro, to meet up with the living legends of Bossa Nova: João Donato, Roberto Menescal, Joyce Moreno, Jaques & Paula Morelenbaum, Celso Fonseca, and Daniel Jobim as well as to talk with the new talents infusing Bossa’s power into modern music.

What we found in Rio de Janeiro was a direct mirror of the music : kind hearted, wonderful people and a city set against arguably the most beautiful landscape in the world. In just another three months Rio de Janeiro will host the 2016 Summer Olympic Games. Many people reading this issue of Papersky will no doubt travel to Rio for the Olympics.

It is our hope that besides enjoying the city of Rio and the many locations we have introduced that you’ll also find a bit of time to take a trip outside of the city to experience places such as Vassouras (Coffee Valley), and Petropolis (Imperial City). In Vassouras you’ll discover the roots of Brazil’s coffee culture, and in Petropolis you’ll discover the locations where many of Bossa Nova’s most famous songs were born. Boa Viagem!

» PAPERSKY #50 Rio de Janeiro | Bossa Nova Issue

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