「これが地図だから、自由にまわって」。と渡された手書き地図。歩き始めるとどこからともなくアヒルたちがやってきて、あとをついてくる。森に同化するようにある養蜂箱。歩みを進めると養豚場がある »STORY
キャッツキルはかつて農業で栄えたエリア。高齢化などにより一度は廃れた農業を近年、若い農家たちが復活させようと奮闘している。「Star Route Farm」は、キャッツキルの若手農家を束ねる中心的存在 »STORY
ハリマン州立公園には複数の入口がある。おすすめは、スローツバーグとタキシードの入口だ。ハイキングを始める前に、園内のトレイル情報などを確認したい場合は、スローツバーグがいいだろう »STORY
マニトウ自然保護区は、ハイキング初心者や、ゆっくりハイキングを楽しみたい人におすすめのスポット。ニューヨーク市から簡単に日帰りできるこの自然保護区は、前述のブレイクネック・リッジ同様 »STORY
ブレイクネック・リッジは、コールド・スプリングス地域で最も人気のあるハイキングスポットのひとつ。人気があるのも当然で、頂上からの眺望は息を呑むほど美しい。おまけにメトロノース鉄道からも »STORY
10代にパリで見たセバスチャン・サルガドの個展が、写真をはじめるきっかけに。「サハラ砂漠の飢饉の被害者の写真に感動しながら、生まれ変わったような気分になった。人の心を動かせるメディアだと思ったの »STORY
週末になるときれいな空気を求めて、ブルックリンからアップステートへ。車の代わりに公共交通機関をフル活用して、ニューヨーク近郊の最高のハイキングスポットに出かけよう。バックパックに荷物を詰めて »STORY
2冊めの著作『Everything That Can Happen In A Day』。たとえば「冷凍庫に顔を突っこんで自分の写真を撮る」というように、ブログに発表した「アイデア」を読者が実現して写真を送る。そんなインタラクティブなプロジェクト... »STORY
父親を亡くして自分を持て余していた時期に、カメラを手に取ったことが写真をはじめるきっかけになった手づくりのZINEが認められ、自転車、鹿、グラフィティとテーマに沿った写真集を次々に発表 »STORY
キャッツキル山地の北側。曲がりくねった道をえんえん走ったところにあるブルームビル。過疎化が進み、人口は200人前後。お世辞にも活気があるとはいえない街に、はるばるマンハッタンから訪れる »STORY
アップステートの取材中、農家でもレストランでもよく耳にした「Swoon」という名のレストラン。誰もが「あそこがハドソンバレーに食という文化をもたらしたパイオニア」だと口をそろえる »STORY
すべての始まりは、自宅でつくった手製のビネガーだった。知るほどに奥深さを増す「発酵」の世界に魅せられた女性は、小さなガーデンから、次々と新しい食の世界を創造していく。美しき「魔女」の、森のアトリエを訪ねた »STORY
チボリはジャーマンタウンの少し南に位置する町。ランドマークはアート関係を志す学生が集うバード・カレッジとあって、清潔で知的な印象を受ける。 »STORY
2006年、ブルックリンにオープンした生花店「Saipua」。葉物や枝物を取り入れたリラックス感のあるアレンジメントは、ニューヨーカーの花に対する感じ方を劇的に変えた »STORY
月曜日の午後6時。週始めというのに、「Gaskins」のテーブルはテラス席まで満席だ。訪れているのはラフな服装をした地元の人々。ワイングラスを傾けながらにぎやかに食事を楽しんでいる »STORY
ハドソンのファーマーズマーケットで、ひときわ明るい雰囲気を放つブースを見つけた。店に立つのは全員20〜30代の女性たち。なんとも楽しそうに野菜の説明をしている »STORY
ハドソンバレーの農家について知りたいなら、「Black-Eyed Suzie's」に行けばいい。そういわれるほど、この店と地元農家とのつながりは深くて長い »STORY
アメリカに留学し、そのまま居ついて、早くも人生の半分。そのほとんどをニューヨークで過ごしながら、だんだんと自分のライフスタイルを変えてきた佐久間裕美子さん。アップステートに夢のセカンドハウス(?)をもち »STORY
今、ハドソンで最も予約の取りにくいレストランを挙げるとすれば、まちがいなく「Fish & Game」だろう。 オーナーのザック・ペラッチオさんは、マンハッタンでいくつものレストランを経営してきた »STORY
豊かな自然が残るキャッツキル自然保護区に「マンハッタンから車を飛ばしてでも行きたい!」と話題のダイナーがある。人気の秘密は地元農場直送の新鮮食材。新しい時代のダイナーは「安くて、おいしくて、健やか」なのだ »STORY
別名「ビッグ・アップル」と呼ばれるニューヨークシティ。その由来は、ニューヨーク州におけるリンゴ生産量の多さと無関係ではない。「Samascott Orchard」は、ハドソンバレー北部・キンダーフックにある老舗農園 »STORY
PAPERSKYがセレクトした街の魅力をマップで伝える「+10 City Maps」。第18弾はニューヨークのカルチャー発信地、ブルックリン。おすすめのショップやスポットをマップで紹介し、ブルックリンの魅力を »STORY
かつてハドソンバレーは畜産や酪農もさかんな地域だった。が、この30年で全米の畜産・酪農家は一気に大規模化。生産力の面で劣る家族経営の小さなファームは廃業を余儀なくされてしまったのだ »STORY
元来「アップステート」とはニューヨーク州の北部・中部・西部地域、つまりニューヨーク市とロングアイランドを除くすべての地域のことを指す、ごくゆるやかな呼び名だった。が、ここ数年、ニューヨーカーたちがしきりに口にする »STORY
近年、ニューヨークの都市部から若手農家が続々と移住しているというアップステート。マンハッタンから電車でも車でも2時間というアクセスの良さにも関わらず、豊かな自然が残るハドソンバレー周辺は »STORY
編集長ルーカスがニューヨーク・アップステートでみつけた旅のおみやげを、PAPERSKY STOREにて販売しています。写真は、ハドソン川の宝石と呼ばれる町、ラインベックで毎週日曜日に開かれるフリーマーケットのトートバッグ »STORY
ニューヨークと聞くと、たいていの人はマンハッタンの高層ビル群やブルックリンのヒップスターをイメージするだろう。忙しい人々、タクシーのクラクション、スライスピザ、そして深夜のライブや混雑した地下鉄が頭に浮かぶかも »STORY
7月30日に発売される『PAPERSKY』51号の特集は、「ニューヨーク・アップステート FARM & TABLE」。地産地消の考え方をベースに、生産者とレストラン、消費者が食べ物でつながる「Farm to Table »STORY
「PAPERSKY Soundtrack For Travelers 旅する音楽」のニューヨーク編を公開しました。PAPERSKYをより楽しむために、特集に合わせてセレクトした珠玉のサウンドトラックです »STORY
シーポート・ミュージアムの依頼を受けて、写真家たちのインタビューで構成する短編映画『Everybody Street』を制作した。そこに登場するのは、駆け出しのころの自分に多大なる影響をおよぼした »STORY
「パルクールって知ってる? 出発地点から目的地まで止まらずに走り続ける哲学のこと。すべては瞬間の集合体だっていう僕の創作や人生、NYの街についての考え方を反映している。僕はけっして止まることなく、動き続けていたいんだ »STORY
アート・ディレクター時代にロバート・フランクの写真の撮りかたを見て衝撃を受け、仕事を辞めて写真をはじめた。1962年のことだ。「フランクやアンリ・カルティエ・ブレッソン... »STORY
ニューヨーク在住ライターの佐久間裕美子さんが編集長を務め、この度創刊された『PERISCOPE』は、世界のiPadマガジンの先駆けを行くものだ。アプリ・マガジンだから »STORY
ブルックリンの地下鉄・ウィリアムズバーグ駅通路内に、世界各国のインディペンデントマガジンやジンを扱う「The Newsstand」がオープンした。ニューヨークと »STORY
エッセイ、対談、小説、書評、そして写真と様々な場で活躍する大竹昭子さんの写真展「Gaze+Wonder NY1980」が、10月19日より開催されます。本展では、大竹さんが30年前にニューヨークで撮影したモノクロ写真約30点を展示します。 »STORY
9月30日から3日間、ニューヨークMoMAのサテライト・PS1を会場にしたアートブックフェア「THE NY ART BOOK FAIR 2011」が開催される。今年で6年目となり、現代アートの図録やモノグラフ、アート雑誌やジンなど、世界中から200以上の出店者が集まる。 »STORY
インターネットの普及とともに、インディペンド系ブックストアがどんどん姿を消したのは、すでに過去の話。写真集やアート本のブームで、いままた、NY の本業界がおもしろくなっている。 »STORY
先に紹介したICPと並んで、NYの写真を語るうえで欠かせない名所がもうひとつある。アパチュア・ファウンデーションだ。アンセル・アダムスやドロシア・ラングをはじめとする写真家やキュレーターのグループの手によって、「写真をプロモートする」目的で1952年に非営利の財団として創立された。当時の活動の中心は雑誌『aperture』の出版だったが、60年代から写真集の出版に力を入れるようになった。 »STORY
ニューヨークのマンハッタンを臨むイーグルストリート・ルーフトップファームは、世界的なアーバン・ファーム・ムーブメントのパイオニアである。ビルの屋上にあるファームではオーガニックの野菜が栽培され、施設内のマーケットで販売されるほか、地元のレストランなどにも提供されている。 »STORY
高校を卒業して渡米し、ニューヨーク州北部で写真を勉強した若木信吾さん。1994年から1995年にかけて、駆け出しの2年弱を過ごしたこの街は、若木さんにとって特別な街だ。「初めてNYに来たのは1989年。クレイジーな人が多かったし、怖いイメージだった。卒業後に住みはじめたら、バブル手前で治安がだんだんよくなって、友だちも増えて、夜中に出歩いたりもできるようになった。いまは、さらに住みやすい場所になって、僕がいたころとまったく違う、新しいニューヨークだなと感じる」 »STORY
ニューヨークを訪れるのは、じつに7年ぶりだった。『TOKION』を編集していた90年代後半、僕はよくこの街を訪れた。友人や仕事仲間と過ごすのは楽しい時間だったが、客観的にこの街を眺めると、どこか冷たく、危険な雰囲気が漂い、そして誰もが、この街が世界の中心で、ここからすべてが生まれているような感覚で物事を見ている──そんな気がしてならなかった。 »STORY
石を投げればフォトグラファーにあたるといわれる街、ニューヨーク。アートの世界を見ても、商業の世界を見ても、いま、この街と写真の関係が、かつてないほど親密に、そして多様になっている。NY州北部の大学で写真を学び、90年代中盤に卒業後の2年弱をこの街で過ごした写真家の若木信吾さん。彼とともに、ミュージアム、ギャラリー、学校、ブックショップ、そして写真家たちを訪ね歩きながら、「NYと写真」の過去と現在を考える旅をした。 »STORY
ニューヨーク、マンハッタンの西側、ミート・パッキング・ディストリクトに2009年6月にできた空中庭園、The High Line。今回の目的地はピンポイントでここ。ハイラインは1930年に着工、33年に完成した、NYを縦断する貨物列車のための高架鉄道。役割を終え1980年に運行が廃止された後は解体される予定がそのまま放置されていた。 »STORY
グリーン・マップ・システムとは、世界中の都市における「環境に良いもの、または悪いもの」をマッピングし記録していく地図製作プロジェクト。始めたのはNYに住むデザイナー、ウエンディ・ブラウアー »STORY
数ヶ月前のある晴れた日、僕はひとりNYのセントラル・パークの入口で、ホットドッグを買おうとしていた。プエルトリカンらしき男の店員が「お前中国人か? 」と聞いてきたので、いや、日本人だと答えると、ふーん、と言って「これ持っててくれる?」と、お店の小さな看板を僕に手渡した。 »STORY